夢現

 

 だからこそ僕は、残酷なリアルの世界でも生きていく事ができた。

夢現−ゆめうつつ− 物語

 一人の男がいた。彼はごく普通に日常を送るごくありふれた男だったが、一つだけ普通とは違った点があった。それは、ある一人の女性と夢の中で逢瀬を繰り返している事───彼はいつか彼女と現実世界でも出会える事を夢見て、いつものように夢の中で彼女と会ったときの事。何気ない筈のある行動が彼女の何かを刺激してしまったのだ。すぐに彼女は謝ってくれたが、彼にはその反応が何処か引っ掛かっていた。そして彼女を取り巻く現実−リアル−とは? それに対して男はどう対処していくのか? 更に追い打ちを掛けられるかのように求められる決断…即ち、夢か、現か? その行く末は如何に?